ドビュッシー 版画 塔について

ドビュッシーの版画の第1曲は、寺院の塔を表すパゴダとタイトルがついています。
1889年にパリで開催された万国博覧会において、バリ島民の演奏するガムラン音楽を聞いて深く興味をもち、
その影響を反映したといわれています。バスドラムがボーン、鈴、鐘が聴こえてくる感じ。
東洋風のペンタニック、ドーレーミーソーラのような五音音階が絡みあい、東洋風風の四度音程が中間部に出てくる。  
ドビュッシーは東洋に行ったことがないですが東洋風の音楽をたくさん残しています。
またドビュッシーは、ジャポニズムを取り入れた最初の作曲家です。
単調のかわりに全音音階を使ったり、東洋風の五音音階、四度を重ねたり調性感があいまいになるように工夫されていました。
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ドビュッシー:水の精について

 

イメージ源になったのは、アーサーラッカムというイラストレイターの絵本「ウンディーネ」
ドビュッシーの愛娘シュシュは、このラッカムのイラストが大好きで、ドビュッシーは彼の挿絵入りの童話集を買いあさった。
ドイツ語ではウンディーネ、フランス語ではオンディーヌという水の精は、どちらもラテン語で波を表すウンダからきている。
16世紀の錬金術師パラケルススは、水の精は妖精だから、最後の審判の時は塵になって世界を彷徨うことになる。
しかし人間の男にと結婚すれば、自分も永遠の魂を得ることができる。と書いている。
ラヴェルのオンディーヌもこれを狙っていた。
ドビュッシーの水の精は、悲恋物語の雰囲気はなく、おきゃんな妖精少女ウンディーネの雰囲気。
水の性質そのままに気が変わりやすく気に入らないことがあると水をひっかけたりする。
水の精だから、突発的な動きが多く、すべての動作を準備しておけない水の精は、ラヴェルのオンディーヌとは、また違った難しさがある。
ドビュッシーの散歩 より 青柳いづみこ
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